-
~1932前史 ニコラ・バレ神父と幼きイエス会
-
1662
ニコラ・バレ神父「小さな学校」設立
-
ニコラ・バレ神父1621~1686 -
17世紀~ニコラ・バレ神父「小さな学校」設立。
17世紀中頃、フランスは戦争、飢餓、ペストの流行で悲惨な状況にあり、とりわけ多くの子どもたちが見捨てられ、苦しんでいました。この様子を見たニコラ・バレ神父(1621-1686)は、この子どもたちのために読み書きや手仕事などを教えて生活の道を開くとともに、子どもたちが神から創られ愛されていることに気づき信仰により心が満たされることを願い「小さな学校」を開くことにしました。
バレ神父のこの願いや思いに感動した若い女性たちが「小さな学校」に参加し、活発に手伝うようになり、やがてこの活動がサンモール修道会の誕生となり、現在の幼きイエス会の活動につながっていくのです。
-
-
1666
バレ神父の元、女性たちが集まり
「幼きイエスの愛徳教育修道会」が誕生 -
1679
最初は6,7人だったシスターの数も200人ほどに。
校の数も増え、フランス西部一帯へと広がった -
1686
ニコラ・バレ神父帰天
-
1852
幼きイエス会のシスターたちが
初めてマレーシアで活動を始める -
1872
メール・マチルド、4人の修道女とともに来日。
横浜で外国人子女教育、
邦人貧困孤児養育事業を開始(仁慈堂)-
マザー・マチルド・ラクロ1814~1911 -
1872年~メール・マチルド、4人の修道女とともに来日、横浜で外国人子女教育、邦人貧困孤児養育事業を開始。(仁慈堂)
当時、開国したばかりの日本には多くの外国人がやってくるようになり、先に訪日していたベルナール・プチジャン神父からの手紙により、メール・マチルドと4人の修道女たちは日本に呼び寄せられました。日本に着いた修道女たちは早速横浜居留地に孤児院と寄宿学校を設立。人々はその家を「仁慈堂(じんじどう)」と呼びました。
これが日本におけるサン・モール修道会の始まりです。1873年(明治6)年、日本で遂に禁教令が解除されました。
-
-
1874
横浜居留地に孤児院と寄宿学校を設立(仁慈堂)
-
1897
雙葉会(FUTABA KWAIWA JOGAKKO)が創設
-
1932
サン・モール学院理事会を開き、
福岡女子商業学校の設立を決議
-
-
1933~1936福岡女子商業学校設立
-
1932
「福岡女子商業学校」設立を申請
-
1933.2.11
メール・ジュヌビエーブと4人の修道女が来福
-
-
1933年2月11日・14日メール・ジュヌビエーブと4人の修道女が来福
1933(昭和8)年2月11日、メール・テレーズ管区長とメール・ジュヌビエーブが来福。学校敷地に建っていた小神学校に宿泊して学校設立の準備にあたりました。3日後の14日、4人の修道女が来福しました。
Sr.イグナシウス、Sr.アンナ・マリー、Sr.フランソワーズ、Sr.(もみじ) 丸子(マルセル)の4人は、メール・ジュヌビエーブと5人で創立の苦楽を共にしました。Sr.フランソワーズは、これ以後ずっと修道院の勤めを果たし、Sr.楓は長い間、会計係を務めました。
-
-
1933.2.23
「福岡女子商業学校」認可
-
-
1933年2月23日「福岡女子商業学校」認可
1932(昭和7)年11月20日、サン・モール学院理事会は文部大臣鳩山一郎、福岡県知事小栗一雄、福岡市長久世庸夫に「福岡女子商業学校」設置認可の申請をし、翌1933(昭和8)年2月23日、乙種商 業学校として認可されました。
初代校長はメール・ジュヌビエーブが務めました。
-
-
1933.4
「福岡女子商業学校」開校
-
1933.11
財団法人福岡女子商業学校設立
-
1935.3
第1回卒業式が行われる
-
-
1935年3月第1回卒業式が行われる
開校した年の暮れには、奥に新しい校舎も完成し、1935(昭和10)年3月には第1回卒業生(第2本科)12人を送り出しました。
-
-
1936.1
変則の乙種商業学校から
4年制の甲種商業学校へ -
1936
第2代校長にメール・エンダが着任
-
-
1936年第2代校長にメール・エンダが着任
1936(昭和11)年10月26日、初代校長メール・ジュヌビエーブの後継として、第2校長にメール・エンダ(アンジェラ・フィッツジェラルド)が着任。躾の厳しい方でしたが、音楽を好み、よい声で歌う校長先生でした。
-
-
-
1937~1945戦争と学園生活
-
1938.4
第1回修学旅行
(関西方面、4年生43人) -
1940.9
メール・テレーズ帰天
-
Sr.メール・テレーズ -
1940年9月22日メール・テレーズ帰天
メール・マチルドの亡き後、サンモール会東京修道院長として、日本における教育事業を推進したのはSr.メール・テレーズでした。
日本で新しい学校を次々に新設しました。日本人を心から敬い、日本道徳を尊んでその質素礼節を愛しました。優れた理性と心のあたたかさ、修道者の厳しさ、優雅さを兼ね備えた女性であり、個人的な利害は全く考えず、ただ神の御旨だけを求め行動しました。1940年70歳で帰天。
横浜山手カトリック教会でシャンポン大司教の司式により盛大な葬儀が行われ、岩下壮一神父によって追悼の説教が行われました。
-
-
1941
メール・エンダが敵国人扱いを受け強制収容
-
-
1941年メール・エンダが敵国人扱いを受け、長崎の特別監視所に強制収容される
1941(昭和16)年12月8日、太平洋戦争が始まると、修道院長であり、校長だったメール・エンダが、敵国人扱いを受け、長崎の特別監視所に強制収容されてしまいました。
このため、主事(副校長と事務長を兼ねた職)の小野つとむが校長代理となりました。
-
-
1943.1
第3代校長に小野 敄就任
-
第3代校長 小野 敄 -
1943年第3代校長として小野 敄が就任
長崎に勾留されたままの第2代校長メール・エンダに復帰の見込みがなくなったので、1943年1月、第3代校長として小野 敄が就任することとなりました。
-
-
1944.11
敵国語であるということから「財団法人サン・モール学院」の名称を「財団法人福岡女子商業学校」と改称
-
1945.6
福岡大空襲
-
-
1945年6月19日福岡大空襲
6月19日の深夜、福岡市はB29爆撃機の大編隊、221機から投下された焼夷弾による爆撃を受けました。福岡大空襲です。
爆撃は約1時間半にわたってつづき、福岡市の3分の1の家屋が罹災。
焼け野原になった市街地からはどこからでも博多湾が見えたといいます。
本校も罹災し、本館と講堂など約1168mを消失しました。シスター方も必死に消火に努めました。
この後、8月6日に広島、9日に長崎に原爆が投下され、8月15日終戦となりました。
-
-
-
1946~1963戦後復興、総合学園の形成へ
-
1946.2
福岡女子商業学校を廃止して「福岡雙葉高等女学校」と改称
-
3月には法人名も福岡雙葉高等女学校と改めました。校舎再建の運動も始められ、同年中には市内のトップ切って木造校舎が完成しました。
-
1946年2月福岡女子商業学校を廃止して「福岡雙葉高等女学校」と改称
国家再建のための教育の重要性と、女子の社会的政治的地位の躍進にともない、単に実業だけに限らず、女子の一般教養を高め、宗教的情操を培い、わが国の文化的発展に寄与することを目指しました。
-
-
1946
校舎再建資金集めのバザー開始
-
1947.4
学制改革により「福岡雙葉中学校」併設
-
-
1947年4月「福岡雙葉中学校」創立
1947(昭和22)年4月からの学制改革により、「福岡雙葉中学校」を併設することになりました。女子のみの中学校で、高校との一貫教育を方針としました。
4月14日、第1回入学式が行われ、48人が入学いたしました。
-
-
1948.4
「福岡雙葉高等学校」設立
-
右下が戦後建てられた本館。左が当時の講堂 -
1948年4月「福岡雙葉高等学校」設立
1948年1月20日「財団法人福岡雙葉女学校」を改め「財団法人福岡雙葉カトリック学園」に改組。
同年4月1日、新学制に基づき「福岡雙葉高等学校」は「福岡雙葉高等学校」として新たなスタートを切りました。
-
-
1949
Sr.メール・エマヌエル巽学園校長に就任
-
1949.10
ほぼ全校舎完成
-
1951.2
「福岡雙葉幼稚園」創立
-
園舎は学園の寄宿舎を利用 -
1951年2月13日「福岡雙葉幼稚園」創立
1951(昭和26)年2月13日、幼稚園の併設が発表され、4月9日、33人(1年保育13人、2年保育20人)の入園式が行われました。
1951年第1回入園生33人を迎えて開園した幼稚園
-
-
1952.2
「ルルドの聖母の祝別式」が行われる
1952年2月11日「ルルドの聖母の祝別式」が行われる
-
-
福岡司教区第3代司教、深堀司教の司式により、待望の「ルルドの聖母の祝別式」が行われました。
開校の年、初代校長メール・ジュヌビエーブが初めて福岡の地を踏んだのが2月11日だったため、今でも「ルルドの聖母」への祈りを大切にしています。現在のマリアンホールが建っている場所に最初のルルドの洞窟が設置されました。
-
-
1952.8
校友会誌「ふたば」第1号創刊
-
1954.4
「福岡雙葉小学校」創立
-
-
1954年4月「福岡雙葉小学校」創立
1953(昭和28)年12月22日に設立認可を得て、1954(昭和29)年4月5日、「福岡雙葉小学校」が創立されました。
ここにおいて学園は、幼稚園、小学校、中学校、高校と一貫した、市内で唯一の総合学園となりま した。当時女子だけの小学校を創立することは無謀とさえ思われていましたが、開校当時の入学者は33人で、その後転入生を受け入れ、昭和34年の卒業時には57人を数えました。
小学校の初代校長もメール・エマヌエル(巽まさ)が兼任。主任は田園調布雙葉小学校から赴任したSr.築島エス子(イグナス)でした。
-
-
1955.11
Sr.井手澄江校長・園長就任
-
-
1955年11月Sr.井手澄江校長・園長就任
校長メール・エマヌエル巽が日本人で初めて日本管区長に就任し、東京へと転任する事を受け、後任の校長・園長としてSr.井手澄江(ピエール)が就任しました。
-
-
1958
創立25周年、中学校新校舎祝別式
-
-
1958年創立25周年、中学校新校舎祝別式
1958(昭和33)年9月25日、創立25周年記念事業として建設された中学校新校舎祝別会があり、9日移転が行われました。10月1日から7日までの間、創立25周年記念式典と記念行事が行われた。初日の10月1日には、深堀仙右衛門司教によるミサ聖祭が捧げられたのち、在校生のみの式典に移り、創立当初から管区長就任まで22年の長きに渡って学園の発展に尽くした、Sr.メール・エンマヌエル巽の話や、京都から来福の小野元校長の祝辞、また東京を始め、各姉妹校の生徒代表からの祝辞が披露されました。
-
-
1960.3
福岡雙葉小学校第1回卒業式
-
1961.10
本館校舍落成式
-
-
1961年10月本館校舎落成式
1960(昭和35)年12月9日には本館建築用地の祝別式が行われ、着工しました。工事はとどこおりなく進み、1961(昭和36)年10月に本館が落成。10月11日に深堀司教司式による祝別、その後、本館落成式が挙行されました。本館の落成を記念し、10月11日から15日まで展示会、14,15日は落成記念バザーが行われました。
-
-
1962
サン・モール修道会 創立300周年
-
1963.10
新しい幼稚園舎完成
1963年10月新しい幼稚園舎完成
-
-
新しい幼稚園舎が完成。落成式が行われました。
山を切り拓いて建てられた開放的な白い園舎は、子どもの国のように明るくて美しく、青空によく映えました。落成式には雙葉幼稚園の創設者でも ある管区長のメール・エマヌエル(巽まさ)も東京から出席されました。式典はつつがなく終わったのですが、その後、学園ではまさに青天の霹靂ともいうべき大事件が起こったのでした。
-
-
1963.10
メール・エンマヌエル帰天
1963年10月メール・エンマヌエル帰天
-
-
新しい幼稚園舎の落成式に出席するために来福した管区長のメール・エンマヌエルは式辞を読み、式はつつがなく終わりました。翌日は卒業生たちと楽しい会話をし、夜は管区長、院長、校長の3人で遅くまで話し合いがおこなわれていました。
翌朝のミサには出席せず、帰京するはずがあまりにも遅いので院長が起こしに行くと、既にベッドの中で冷たくなられていらっしゃいました。ご遺体は聖マリア病院の救急車で東京までお送りすることに。
25日10時無事東京四谷校に到着。東京で葬儀が行われたのでした。
-
-
-
1964~1982学園の飛躍と充実
-
1964
メール・セシリア(高嶺信子)新管区長に
-
-
1964年Sr.メール・セシリア(高嶺信子)が新管区長に就任、来福
急逝したメール・エンマヌエルの後継として、サン・モール会日本管区長に就任したメール・セシリア(高嶺信子)が1964(昭和39)年1月11日に来福。13日に歓迎式が行われました。
-
-
1964
Sr.井出澄江(ピエール)新理事長に就任
-
-
1964年1月Sr.井出澄江(ピエール)新理事長就任
1964(昭和39)年1月22日、メール・エンマヌエル巽の後任に、Sr.井出澄江(ピエール)が新理事長に就任されました。
1945年来福。1955(昭和30)年に幼稚園長、小学校・中学校長に就任し、1970(昭和45)年、Sr.金森美子(ソフィ)に校長職を引き継ぐまで、長く、"学園の母"として、学園の発展を見守りくださいました。1976(昭和51)年からは修道院長も兼任されました。
-
-
1964.5
第1回生徒総会開催
-
1965
新設の「NHK全国学校音楽コンクール福岡県大会」で優秀校受賞
-
1966
生徒会の中学部が独立
-
1966.11
新しい小学校校舎が完成
-
-
1966年新しい小学校校舎・講堂・体育館が完成
新しい小学校の校舎は明るいクリーム色の鉄筋コンクリート地上3階建て、地下2階建てで、同年に新しい講堂体育館も完成しました。鉄筋コンクリート4階建てで1,2階はキャットウォーク(高所に設けられた細長い通路)のついた体育館、3,4階が講堂という、近代的な建物でした。
-
-
1970
Sr.金森美子(ソフィ)校長・園長に着任
-
-
1970年4月新校長・園長にSr.金森美子(ソフィ)が着任
校長・園長はSr.井出澄江(ピエール)からSr.金森美子(ソフィ)へ、修道院長はSr.荻島みさ(アンナ)からSr.加納美津子(フランソワ・ド・ポール)へと引き継がれました。
-
-
1971.12
幼稚園児増員のため幼稚舎の増築工事を行う
-
-
1971年園児増に合わせて、幼稚園園舎を増設。
-
-
1972
幼きイエス会渡日百年記念
1972年幼きイエス会渡日百年記念
-
-
横浜雙葉学園にて、「幼きイエス会渡日百年祭」が挙行されました。
全姉妹校在校生代表として、福岡雙葉学園が指名され、高2の2人が本校代表となり、共同祈願が行われました。同年9月、本学園でも、サン・モール修道会渡日百年記念ミサが開催されました。
-
-
1975
第9回KBC合唱コンクール決勝大会出場
1975年第9回KBC合唱コンクール決勝大会出場
-
-
戦後、数々の合唱コンクールに出場し、優秀な成績をおさめました。
1961(昭和36)年には、中高の音楽科教諭として着任した馬場桂子教諭の熱意により、中学コーラス部が創部されました。70年代は特に合唱部の活躍が目立っていました。
-
-
1977
学園寮(マリアン・ハウス)落成
1977年学園祭(マリアン・ハウス)落成
-
-
学園から徒歩5分ほどのところに学園寮「マリアンハウス」が建設されました。
鉄筋コンクリート造4階建て、冷暖房付。寮生活はシスターがいつも一緒にいて健康管理、学習・生活指導に気を配り、アットホームで温かい雰囲気でした。寮の運営は寮長指導のもと、学年長、室長を置いてはいましたが、全て生徒の自主運営に任されていました。1977年から25年間、多数の寮生を収容してきましたが、2002年3月、中高完全一貫教育システムの完成により閉鎖される事になりました。閉鎖を知った卒業生が元寮生の同窓会を開催しました。
-
-
1981.2
ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世来日
-
-
1981年ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世来日
1981(昭和56)年2月、教皇ヨハネ・パウロ2世が教皇として初めて来日されました。
「平和のメッセージ」を携え、広島・長崎を訪問されたのです。「長崎・殉教者ミサ」で76人の洗礼式を司式。学園からも、金森校長をはじめ希望者が参加しました。
-
-
1982.4
マザー・テレサ来校
1982年マザー・テレサ来校
-
-
ノーベル平和賞受賞者(1979年受賞)、マザー・テレサをお迎え致しました。白いサリーにカーディガンを羽織り、顔に刻まれた深いしわ、優しい目がとても印象的でした。長崎訪問の後、福岡に立ち寄られ、福岡雙葉学園では小中高の児童・生徒がマリアンホールに集まりアーメンハレルヤを歌って歓迎。この日、マザー・テレサは幼きイエス会の修道院にお泊りになられました。
-
-
-
1983~2003さらなる前進のために
-
1983.4
修道院移転
-
-
1983年4月修道院移転
学園本館建設のため、浄水通に修道院が移転となりました。その建物も2012(平成24)年福岡教区に譲り、司教館の敷地の中に移転しました。
-
-
1983.10
創立50周年記念式典
-
-
1983年10月創立50周年記念式典・ミサ
10月17~19日にかけて行われた一連の記念式典。初日は中1から高2までの生徒が参加し、「ミサ聖祭」と「中・高生お祝い」が行われました。中日となる18日には、荘厳な「ミサ聖祭」と盛大な「記念式典・祝賀会」が行われ、3日目の19日は小学校全児童が参加し、「ミサ聖祭」と「小学生お祝い」が行われました。
また、岩田屋デパートでは「創立50周年記念展(美術・書道)」を開催。12月10日には福岡サンパレスで創立50周年記念の「クリスマスお祝い会」が開催されました。
-
-
1984.5
学園本館完成
-
-
1984年5月学園本館完成
校内に建っていた修道院の跡地に建設中だった「学園本館」が完成しました。
学園の管理関係の各室並びに職員室とし、LL教室など特別教室を含む3階建て。
地下は小体育館と視聴覚室。建築面積1340㎡、建築延床面積4938㎡。
-
-
1986
バレ神父帰天300年祭
-
1986
Sr.金森美子第6代理事長就任
1986年Sr.金森美子第6代理事長就任
-
-
学園創立50周年の祝賀から3年後、Sr.金森美子(ソフィ)が福岡雙葉学園の第6代理事長に就任しました。
1970年から中高校長と幼稚園園長・小学校校長を務め、1981年3月に退任。フィリピンの東アジア司牧研究所などで研修を積んだ後、横浜雙葉学園、東京品川の国際救援センターを経て、二度目の福岡。(写真左がSr.金森美子(ソフィ))
-
-
1989
福岡雙葉再生元年
-
1991
【小学校】「アジア太平洋子ども会議・イン福岡」に初参加
-
1993.5
創立60周年記念式典
-
-
1993年5月創立60周年記念式典
5月31日の創立者記念日には記念式典が挙行されました。
また同日、メルパルクホールにおいて60周年の記念音楽会が学園をあげて盛大に開催されました。これに合わせて60周年記念写真集が発行されました。
-
-
1996.2
新しい幼稚園舎落成
-
「子どもたちの心の原風景となるような建物づくり」という理念に基づいて造られた園舎は、まぶしい白壁と英国の煉瓦の壁が特徴で、第10回福岡市都市景観賞を受賞しました。
-
1996年2月新しい幼稚園舎落成
鉄筋コンクリート2階建ての新しい幼稚園舎が落成。
-
-
1997
小学校増築新校舎完成
-
-
1997年小学校増築新校舎完成
学級用6教室と2つの特別教室(アートルーム、メディアルーム)の増設されました。観察池の横を通って新館入口に立つと、円筒形の吹き抜けがあります。その壁いっぱいに設けられた明かり取りの幾何学的に並んだ円形の小窓からは水色の光が差し込み、水族館の内部にいるような雰囲気です。総ガラス張りの廊下、白で統一された斜路など光あふれる増築校舎となりました。
-
-
1997
「中高完全一貫教育」本格的にスタート
-
1998
ホームページ開設
-
2001
幼稚園創立50周年
-
-
2001年幼稚園創立50周年
幼稚園のテレサホールにおいてカトリック福岡司教区・松永久次郎司教の司式のもと、創立50周年記念の「みことばの祭儀」が挙行されました。また、福岡天神大丸において「福岡雙葉小学校附属幼稚園創立50周年記念こどもたちの作品展・美術書道作品展(幼小中高)」が開催されました。
-
-
2003
講堂全面改修
-
-
2003年講堂全面改修、マリアンホールと命名
1966(昭和41)年に建築された学園の講堂は老朽化が進み、内装外装ともに修繕が必要となってきていました。そこで2003(平成15)年に全面改修を行いました。
厳粛な雰囲気が漂う真新しいホール入口では、マリア像が児童・生徒を迎えてくれます。新講堂は9月8日、マリア様の誕生日にちなみ、「マリアンホール」と名付けられました。
-
-
-
2004~2013未来への挑戦
-
2004.4
福岡雙葉小学校創立50周年
2004年4月福岡雙葉小学校創立50周年
-
-
開校時の1954年は33人の入学生を迎えて始まった福岡雙葉小学校。
ローマ教皇ピオ9世による「聖母無原罪の教義」宣言からちょうど100年目にあたり、「聖母聖年」として特に聖母マリアへの信心を深める年とされた年に開設され、福岡雙葉が幼稚園から高校までそろった総合学園として新たな一歩を始めたことは、聖母の恩寵によるものとされ、カトリック学校としては記念すべきことでした。
-
-
2004
全日本ホームページ大賞受賞
-
2007
第7代理事長に麻生泰が就任
2007年第7代理事長に麻生泰が就任
-
-
第6代理事長のSr.金森美子が退任し、福岡雙葉学園第7代理事長にカトリック信者である麻生泰(ゆたか)が就任しました。
昭和21年飯塚生まれの麻生は、福岡に本社を置く麻生セメントの社長であり、学校・病院・建設業などを擁する麻生グループを率いる総帥でもある。また2013年には九州経済連合会の会長にも就任しました。麻生の理事長就任は一朝一夕に決まったものではなく、Sr.金森が麻生を後継者と決めてから、じつに10年に近い歳月を経ての就任でした。
-
-
2007
幼稚園「未就園児クラス」「預かり保育」開始
2007年幼稚園「未就園児クラス」「預かり保育」開始
-
-
時代とともに仕事を持つ母親が増え、降園以降も子どもを預かってほしいという声が高まってきました。
そこで2003年から午後2時の降園以後、「預かり保育」を実施することになりました。また、幼稚園入園前の子どもたちへの教育の場をという期待に応え、2006年には未就園児親子「エンジェルクラス」がスタートしました。その後は、子どものみを預かる「エンジェルクラス」と親子一緒の「テレジアクラス」に分離し、クラスも増設されました。
-
-
2008
【小学校】視聴覚委員発信ブログ設置
-
2008
福岡雙葉学園創立75周年
2008年福岡雙葉学園創立75周年記念講演会
-
-
学園の講堂において75周年記念講演会が行われました。
講演者は、生命科学や地球学を踏まえて新たな人間学を提唱する京都造形大学教授の竹村真一氏。グローバルシティズン教育の一環として、演題は「地球社会の一員として私たちが「できること」でした。地球の素晴らしさ、危機的な地球の最前線の状況が熱く語られました。中高生全員が参加しました。
-
-
2009
グローバルシティズン育成教育開始
-
2009
本館正門前に聖母子像完成
2009年本館正門前に聖母子像完成
-
-
2008年に亡くなったSr.井手(ピエール、第5代理事長)の追悼記念として、同窓会が寄贈したものです。幼子イエスをしっかりと両腕に抱いた「慈しみの聖母」像には、聖母マリアとともに天国のSr.井手にも日々登校する生徒たちを見守っていただきたいという同窓会の願いが込められています。
雙葉生の一日は、この校門の聖母子像の前でのお祈りから始まり、お祈りで終わるのです。
-
-
2011
東日本大震災復興支援合唱プロジェクト参加
2011年東日本大震災復興支援合唱プロジェクト参加
-
-
2011年秋、福岡県から、福岡県中小企業同友会主催による東日本大震災支援のための合唱プロジェクトに協力してもらえないかとの要請を受けました。合唱曲は、さだまさしさんが雲仙・普賢岳被災地支援チャリティソングとして1992年に発表した『SMILE AGAIN」。
合唱団のメンバーは福岡雙葉中学・高校の合唱団35人の他、被災地に派遣された福岡県内の警察官、消防士、自衛官、自治体職員、看護師などで、県知事、福岡市長、北九州市長も参加。福岡県中小企業同友会は全国的に復興支援の義援金を募り、協力者にこのCDを贈りました。
-
-
2012.5
高校新校舎完成
2012年5月高校新校舎完成
-
-
福岡雙葉高校にモダンな新校舎が完成。高校3年生の教室、多目的ホール兼学習室、図書館などが配置されました。夏休みには中高校舎の耐震補強&リニューアル工事、11月下旬にはグラウンドの全天候化舗装工事も行われ、LL機器と情報教室パソコンの更新も行われました。
-
-
2012
「志の教育」開始
-
2012
幼きイエス会創立350年
2012年幼きイエス会創立350年
-
-
幼きイエス会創立350年の2012年、学園では、10月21日の創立者記念日(バレ神父の誕生日)に、職員全員があらためて管区長Sr.松本 公子から幼きイエス会の精神について話を聞きました。
また12月11日には、小学校の全校児童が体育館に集い、「お祝いをする会」が開かれました。また、日本の幼きイエス会の全修道院では、2011年12月31日の大晦日にオープニングセレモニーを実施し、350年間もの間生かされ、導かれてきたことを感謝するとともに、これからの あゆみに神の導きと恵みを願って祈りを捧げた。写真はバレ神父のことなどについて語るSr.佐無田修道院長。
-
-
2013
福岡雙葉学園創立80周年
-
-
2014~2023伝統継承と社会が求める人材育成のための教育改革
-
2014.8
【小学校】校舎建替のため、
旧福岡市立大名小学校を仮校舎として一時移転-
-
2014年8月校舎建替のため、旧福岡市立大名小学校を仮校舎として一時移転
現在地での校舎新築に伴い、平成26年8月~平成28年3月まで歴史ある旧大名小学校を使用させていただきました。
大名地区の方々や保護者の協力の中、登下校も安全に行うことができ、また大名町カトリック教会でのミサや校区の方々との交流など大名校舎だからこそできる活動もあり、多くのことを学びました。
-
-
2015
【高校】2015年度~2019年度
国家戦略特区FUKUOKAからはばたく女性グローバル・リーダーの育成をテーマとして、本校の活動がSGH(Super Global High School)として指定を受ける -
2016.3
【小学校】新校舎完成
【幼稚園】未就園児棟新築完成-
-
2016年3月【小学校】新校舎完成【幼稚園】未就園児棟新築完成
小学校の新校舎は、自然と一体化し運動場は全天候型です。各教室の設備は最新のものを完備し、全教室には電子黒板を設置。理科室・音楽室・図工室はそれぞれ2部屋ずつ設置し、どの学年も特別教室を利用することができます。
幼稚園では、未就園児の保育に特化した未就園児棟が完成しました。より生き生きと遊べる空間を提供することが可能です。また目の前には園庭が広がり、充実した日々を過ごせます。
-
-
2016
学園でiPad導入開始
その後段階的にICT環境の整備-
-
2016年学園でiPad導入開始
福岡雙葉学園では、将来求められるICT力の育成を推進するため、他校に先駆けて、iPadの導入を開始。デジタルスキルを学ぶことで、できることの幅が広がり、視野が広がっていきます。
-
-
2019
【高校】2019年度~2021年度
WWL(World Wide Learning)コンソーシアム構築支援事業
イノベーティブなグローバ人材育成を目指す教育システムの開発事業に連携校として参加 -
2020.11
【中・高】公開授業開催
-
-
2020年11月【中・高】公開授業開催
2020年春、初めての緊急事態宣言が発令される中、私たちのオンライン対応は教員自作の授業動画を、YouTubeで日本中に公開することからはじまりました。福岡雙葉の生徒はもちろん、学習に困っている日本中の学校や生徒たちの役に立ちたいという思いから全教員で作り上げた動画は3か月で1000本を超え、同時に教職員のITスキルは飛躍的に向上しました。このノウハウを福岡に還元すべく、公開授業を開催。その後、毎年テーマを変えて秋に開催しています。
-
-
2021
二コラ・バレ神父 生誕400年
【幼稚園】ふたばの畑 完成-
-
2021年【幼稚園】ふたばの畑 完成
学園の敷地内に、みんなで力を合わせて畑をつくりました。季節に合わせて旬の野菜を育てています。野菜の収穫をきっかけに食について興味をもってもらったり、食べ物への感謝の気持ちを育て、「食育」につなげていっています。
-
-
2022
マザーマチルド 来日150周年
-
2022
【小学校】英語授業実践公開開催
-
-
2022年【小学校】英語授業実践公開
グローバル化が進む現代社会において、本校では「世界の友だちとつながる『生きた英語力』」を育てることを目指し、子ども自ら授業だけでなく学校生活の中で多くの外国人教員や英語科教員と関わりながら「生きた英語」を学ぶ教育実践を進めてまいりました。その成果を公開授業を通じ、本校の教育のノウハウを還元すべく、英語授業実践公開を開催。
-
-
2023
上智大学と高大連携協定を締結
-
-
2023年上智大学と高大連携協定を締結
本校は、上智大学と高大連携に関する協定を締結いたしました。
カトリックの教育理念のさらなる深化を図るべく、相互の教職員・学生・生徒の交流・連携を通じて、より魅力ある中学校・高等学校づくりを推進していきます。
-
-
2023
One Young Worldと連携協定締結
-
-
2023年One Young Worldと連携協定締結
One Young World Japanが主体的に取組んでいるNext Young Leader育成に対して、今後より関係を強化し、サポートいただくべく九州で初めて協定を締結しました。若者版ダボス会議と言われる次世代サミット(世界大会)に本校生徒が出場するなど、生徒たちはより国際的な探究教育を推進できればと考えています。
-
-
2023.10
創立90周年記念式典
-