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雙葉小学校の研究テーマ 「学び合う力を育てる 学習指導法の研究」 本校研修のあゆみ 2006年10月27日 日本私立小学校連合会 九州地区教員研修会にて報告 |
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■ 研究テーマの設定 ■ 今回、私たちは研究のテーマを「学び合 う力を育てる学習指導法の研究」といたし ました。 このテーマは、次の3つの観点から検討 し、設定しました。 2年前、本校は創立50周年を迎えまし た。記念行事として、児童と共に先輩の先 生方、卒業生のお話を聞く機会を何回か 持ち、これまでの半世紀を振り返りました。 そして、学園の創立精神を全職員が共通 に理解していくことにつとめて参りました。 2つ目は、本校児童の良さと、不足して いるところを話し合い、児童の実態を把握 し、分析しました。 そして3つ目に、私たちがどんな児童を 育てていきたいのかを、社会的な背景も 考慮した上で話し合い、このテーマを設 定しました。 |
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■ 本校設立の原点 ■ 「徳においては純真に 義務においては 堅実に」とい校訓を掲げた雙葉学園の、設 立母体である「幼きイエス会」の教育は、 (1)神に生かされている人間の神秘に気 づくように (2)イエス・キリストの似姿として成長して いけるように (3)地域社会の一員であることを自覚して 生きることができるように という3つを目標としています。 その中の2つ目「イエス・キリストの似姿」 として成長していくためには、「自由性」「相 互性」「独自性」を育てていくことに力を入 れています。 「自由性」とは、責任を持って自分で考え、 自分で選び、自分で判断する姿を表します。 「相互性」とは、相互の交流により、共に学 び、考え、助け合って、ともに成長し、育っ ていく姿を表します。 「独自性」とは、自分の可能性に目覚め、 与えられた能力を活かし、自分を高め本物 の自分になる姿を表します。 雙葉学園が目指す3つの教育目標を、福 岡雙葉小学校の児童にも分かるように「祈 る子ども 学ぶ子ども 援け合う子ども」と 言い換えています。この中の「学ぶ子ども」 の姿が、今回の研修と深くかかわってくる ものです。 |
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■ 児童の分析と教師の願い ■ 私たちは、本校児童の現状を出し合い、 KJ法で整理していきました。 児童の良さとして、 「積極的に発言する 感性が豊かである 指示されたことに対してまじめに取り組 む 学習に対して意欲的である 読書量 が多い 文字を丁寧に書く」などが挙げら れました。 しかし、その反面、 「地道な努力が苦手である 向上心に欠 ける 学習したことを掘り下げて、さらに 深めようとする力が不足している 集中 力が持続しない 依頼心が強く、自分で 考え行動するのが苦手である」という不 足している点も見えてきました。 |
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■ 社会的背景 ■ 最近は、社会的にも、子どもたちの心の 成長をめぐって様々な課題が指摘されて います。 今は、子どもたちが仲間と活動しながら 社会性を身につけていく機会が少なくなっ てきています。そのため、相手の立場を思 いやる心や、相手の立場を考える心の未 熟さ、互いの価値観を尊重しあい、相手を 受け入れるゆとりの不足によって、人間関 係を築きにくいという状況が生まれていま す。 |
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■ 研究テーマ設定の背景 ■ 今までに述べてきたような「建学の精 神」「児童の実態」「社会的な背景」から、 学習活動において集団の力を利用する ことを中心に据え「学び合う力を育てる 学習指導法の研究」を、研究のテーマ に掲げました。 |
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■ 研究テーマ設定の背景 ■ 私たちは「学び合う力を育てる」ために、 「一人ひとりが自由な発想をもとに意見、 考えを持つ」 「その自分の考えを表現する」 そして「周りの人の意見、考えを受け止め る」 さらに「互いに交流することで自分の考え を深め、広げ、そして新しい自分の考えを 持つことができる」 という流れを考えました。 さらに、このような活動を繰り返していく ことによって、初めは一人の人間の浅く狭 い、時には不十分な考えが、相互交流に よって、広く深く、豊かな考えと高まり、自 分自身の力が向上し、確かな学力を身に つけていくことができるであろうと考えまし た。 学び合う過程においては「話す」「聞く」と いう基本的な力を育てていくことはもちろ んですから、話す力、聞く力の基本的な指 導にも、学校全体で取り組んでいます。 |
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■ 今回の研修会で ■ 今回の研修会では、教科の指導内容の 教材研究はもちろん「学び合い」をテーマ に、教科ごとに目標を設定し、教材観、児 童観、方法観のそれぞれに「学び合う」と いう観点を盛り込んでいます。指導過程の 中にも、私たちがめざしている「学び合う児 童の姿」という欄を設けました。 私たちが考えている「学び合う姿」には、 「出し合う、助け合う(相互援助)」「付けた し合う(相互補正)」「正しあう(相互批正)」 「主張しあう(相互対立)」「認め合う、確か め合う(相互確認)」などが挙げられます。 学習活動の中にその姿が表れているか をご覧いただければと思います。 |
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