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福岡雙葉学園はグローバルシティズンを育てます

いま、女性の生き方が大きく変化しています。グローバル化する社会では、グローバルな視野を持って女性の人生を考えなければなりません。現に社会のあらゆる分野に女性が進出していますし、いま男女共同参画社会の実現が推進され、今後ますます女性の特性を生かした多様な分野での活躍が期待されています。

 福岡雙葉学園は、「変えられないものを受け入れる心と変えられるものを変える勇気と、その両者を見分ける英知を祈り求めながら」教育改革を進めております。

 2008年の創立75周年を機会に、「グローバルシティズン」をキーワードに「神の恵みに感謝して、地球社会の一員であることを自覚し行動する人」の育成を目指して、その具体化に努力しているところです。「親が生きたことのない時代を生きていく子どもたち」が、自覚ある女性として、生き甲斐のある人生を生き抜くことのできる力をつけるための教育にシフトしています。
 具体的には、「(中1)自分を知る、(中2)他者を知る、(中3)社会を知る、(高Ⅰ)社会と関わる、(高Ⅱ)進路から進学へ(高Ⅲ)自己実現」として学年ごとにテーマを設けて正課の指導目標を明確にし、45分7限授業を基本に、量的にも質的にも充実した、生徒の成長に応じたきめ細かで行き届いた学習活動を実施しています。その正課を下支えする、グローバルシティズン育成のための特別教育活動として、①志の教育(志ある女性のライフスタイルを調査研究し、その実現を目指す指導)②コミュニケーション能力の育成(語学の実力と自己意見を持ち説得する力量の向上)③心と品性の教育(宗教的素養と世界に通用する品格あるLadyの育成)という本校独自の特色ある指導分野を設け、多様な行事を具体化していきます。ますますグローバル化する世界の中で、子どもたち一人ひとりが自分自身を見失うことなく、真実の自分、人間らしい人間に成長していくことができるよう祈り、努力し続け、伝統ある女子校としての雙葉教育の特色を鮮明にしていきたいと思っています。

 今年の卒業生160名の進路成績はめざましく、東大・九大をはじめ国公立合格40人(卒業生の4分の1)、医歯薬科81人{うち医科27人}、慶応早稲田上智16人など関東有名私大55人、関関同立35人、西南福大74人。合格総数373人で過去最高の成績になりました。これも常に「生徒を中心に据えた」堅実な学習指導と丁寧な生活指導、それにキリスト教を基盤にした毎日の宗教的行事「心の教育」の結果であります。卒業生の皆さんは、雙葉で培われたグローバルシティズンを目指して、「徳おいては純真に、義務においては堅実に」人生を生き抜いていくと信じます。
 福岡雙葉学園は、生徒の皆さんの一人ひとりが、地球社会の一員として世のため人のために生きることができるように、カトリック女子校の伝統を基盤に未来を見据えた新しい教育を目指して常に前進していきます。


福岡雙葉中学校・高等学校校長 大林興一